文字起こしテキストをLLMに渡して議事録を作成する際、プロンプトの書き方で出力品質が大きく変わります。「要約してください」だけでは、的外れな要約が返ってくることも。
この記事では、会議の種類ごとに最適化されたプロンプトテンプレートを10個紹介します。コピーしてそのまま使えます。
1. 定例チームミーティング
以下の定例ミーティングの文字起こしから議事録を作成してください。
■ 各メンバーの進捗報告(担当者名と内容)
■ 共有事項・連絡事項
■ 議論があった場合はその要点
■ 決定事項(箇条書き)
■ 次回までのアクションアイテム(担当者・期限)
フィラーや冗長な表現は除去し、簡潔にまとめてください。
2. ブレインストーミング
以下のブレストの文字起こしから、出されたアイデアを整理してください。
■ テーマ・議題
■ 出されたアイデア一覧(分類ごとにグループ化)
■ 各アイデアに対する賛成意見・懸念点
■ 最も支持されたアイデア(上位3つ)
■ 次のステップ
アイデアは発言者が分かる場合は発言者名も記載。
判断や評価は加えず、出された意見をそのまま整理してください。
3. クライアント商談
以下の商談の文字起こしから営業報告書を作成してください。
■ 顧客情報(社名・参加者名・役職)
■ 顧客が述べた課題・ニーズ
■ 当社からの提案内容
■ 顧客の反応(ポジティブ/ネガティブ/質問)
■ 価格・条件に関する議論
■ 競合に関する言及
■ 次のステップ(アクション・期限・担当者)
■ 受注確度の判断材料
顧客の発言は正確に記録し、ニュアンスを保持してください。
4. 1on1ミーティング
以下の1on1ミーティングの文字起こしから振り返りメモを作成してください。
■ 現在の業務状況と課題
■ 本人が感じている困りごと・悩み
■ 上司からのフィードバック・アドバイス
■ キャリアや成長に関する話題
■ 合意したアクションアイテム
■ 次回のフォローアップ事項
プライベートな話題は省略し、業務に関連する内容のみ記録してください。
5. プロジェクトキックオフ
以下のキックオフミーティングの文字起こしからプロジェクト概要書を作成してください。
■ プロジェクト名と目的
■ スコープ(やること / やらないこと)
■ 主要マイルストーンとスケジュール
■ 役割分担(メンバーと担当領域)
■ リスクと懸念事項
■ コミュニケーションルール(ツール・頻度)
■ 次回ミーティングの日程
6. スプリントレトロスペクティブ
以下のレトロスペクティブの文字起こしからふりかえりレポートを作成してください。
■ Good(うまくいったこと)
■ Problem(問題だったこと)
■ Try(次のスプリントで試すこと)
各項目は箇条書きで、具体的なエピソードや数字があれば含めてください。
チーム全体の合意事項と、個人の意見を区別してください。
7. 採用面接
以下の採用面接の文字起こしから面接評価シートを作成してください。
■ 候補者の経歴サマリー(自己紹介部分から)
■ 各質問に対する回答の要点
■ 技術力・経験に関する評価ポイント
■ コミュニケーション能力・文化フィットの印象
■ 候補者からの質問と回答
■ 総合的な所感
評価は面接官の発言に基づき、AIの主観は加えないでください。
8. 障害対応・インシデントレビュー
以下のインシデントレビューの文字起こしからポストモーテムレポートを作成してください。
■ インシデント概要(発生日時・影響範囲)
■ タイムライン(検知→対応→復旧の流れ)
■ 根本原因
■ 再発防止策(短期・長期)
■ 担当者とアクションアイテム
■ 学んだこと(Lessons Learned)
技術的な詳細は正確に記録してください。
9. 経営会議・役員会
以下の経営会議の文字起こしからエグゼクティブサマリーを作成してください。
■ 各部門からの報告要旨(売上・KPIなど数値を含む)
■ 経営判断が必要な議題とその議論内容
■ 決議事項(承認/否決/保留)
■ リスク・課題として挙がった事項
■ 次回までの宿題
数字は正確に記載。機密性の高い内容であることを意識し、簡潔かつ正確に。
10. ワークショップ・研修
以下のワークショップの文字起こしから研修レポートを作成してください。
■ テーマと目的
■ 主要な学びのポイント(セクション別)
■ グループワークの内容と各グループの成果
■ 参加者からの質問・意見
■ 講師の回答・補足
■ 参加者の反応・フィードバック
■ 次のステップ・フォローアップ
プロンプト活用のコツ
1. 会議の種類を必ず伝える
「定例ミーティング」と「商談」では求められる出力形式がまったく異なります。会議の種類を明示することで、LLMが適切な構造で出力します。
2. 出力に含めたくない要素を指定する
「プライベートな話題は省略」「雑談は除去」のように、除外条件を明示すると出力品質が向上します。
3. カスタマイズして使う
テンプレートはあくまで出発点です。自社の議事録フォーマットや、チームで重視するポイントに合わせてカスタマイズしましょう。
まとめ
議事録AIプロンプトは「会議の種類に合わせる」ことが最大のコツです。定例会議とブレストでは必要な情報がまったく異なるため、適切なテンプレートを使い分けることで議事録の品質が大幅に向上します。
WhisperAppのLLM統合機能では、これらのプロンプトをテンプレートとして保存し、ワンクリックで適用できます。文字起こし→プロンプト適用→議事録完成の流れがアプリ内で完結します。



